店舗機器をタブレットに
代替しコスト削減を実現
店舗で利用している専用機器(POS、ハンディ)をタブレットへ移行し
1台当たりのコスト削減を実現。
またタブレット活用し接客時の品質を向上。
1.業務専用端末のPOSとハンディ
全国300店舗の運用として、売上を上げるためのPOSシステムと、棚卸などの在庫をカウントするためのハンディターミナルは、専用の端末を利用することが一般的でした。
特にPOSシステムは、お客様と対面でのオペレーションとなるため、確実に動作し、操作性が良いものとして専用端末になることが多くありますが、導入した企業にとっては毎回課題になることもあります。
<専用端末の課題>
①1台当たりの機器の値段が高い
②新規に出店する際に機器が必要
③サポート期限切れの都度、最新端末に変更する必要がある
④業務特化の端末のため、別の用途で利用することが出来ない
棚卸で利用するハンディーターミナルなども、商品を数えるのに大変便利で、業務の特徴として倉庫などで利用することが多いことから、頑丈さが売りの専用機の利用でした。
2.最初はお荷物のタブレット。。。
今回のお客様では、営業戦略として新たな販路拡大の出店が計画され、システム部門に対しても初期コストのハードルを下げる要請が出されました。
・1店舗当たりを機器コストを低コスト化
・機器設置スペースのコンパクト化
・機器設置の簡素化
・スタッフの利便性向上
タブレットが出始めた当初は各企業が導入はしたが、その利用方法がサムネイルや、絵型の確認などが主で、通常業務で使用する機器とはなっておらず、良くシステム担当者から、『他に使い道は無いのか?』『他社はどうしているの?』といった質問をよくされていた状況でした。
300店舗となると、機器の入替だけで1台20万円だとし、300店舗で300台、合計で6千万円かかる計算で大幅なコストがかかります。タブレットですとおおよそ、1台4、5万円。単純に4分の1にコストを抑えられます。上記の要請をクリアするために、タブレット端末で業務が出来るシステム構築を目指しました。
3.タブレットの優位性を生かす
世の中でもしばらくすると、タブレットで利用できるPOSレジのサービスなどが普及し、業務での活用への幅が広がりました。
そこで、既に導入されているタブレットに、店舗のPOSレジと、バックオフィス業務のためのBOシステムを開発することにしました。結果コストだけでなく、業務面でも大幅に作業効率を向上させることが出来ました。
<タブレットの優位性>
①1台当たりのコストが、専用機の4分の1の価格で実現
②電源を入れてからの起動が早く、開店前の準備が一瞬
③持ち運びが可能で、商品がある場所で作業が出来る
④店舗のレジスペースのスリム化を実現
⑤操作感がスマホと同じ動作のため、簡単に覚え操作できた
また従来の機器コストを下げられたこともあり、タブレットを複数台にしスタッフごとに空いた時間でBO業務を実施するなど有効活用もでき、タブレットでDXを実現することが出来ました。
4.当社のサポート内容
実施したサポート内容は以下の通り
1.店舗で必要なPOS、BOシステムの機能確認
①タブレットで利用するための基本設計
②タブレットと連携周辺機器の調査
③タブレット開発の実施計画作成
2.タブレット機能開発(※通常のシステム開発と同じ)
※業務しやすい画面操作を実現
3.タブレット機器キッティング
①タブレットと無線ルータのセキュリティ対策
②MDM(端末機器管理用)サービスの導入
③アプリケーション設定用のCE画面作成
4.タブレット機器切替作業サポート
①切替作業計画作成
③切替計画作業手順調整
④切替実施立ち合い