現状整理の際、既存システム会社の後継サービスも確認します。
もし仮に既存システム会社が一般的にも安いサービスを保持している場合には、そのまま切替作業を依頼したほうが、関係値の面でも自社の状況を把握しているので、切替作業自体がスムーズになるからです。
次に他社のサービスを調査します。
今回の比較調査の過程で、現状のネットワーク図が最新化されていなかったことが判明し、導入当時の担当者は既に退職しており、詳細を調べるだけでも一苦労でした。
結果、セキュリティ対策ソフトやルーター機器などは、メーカーサービスと紐づいており、小さい企業からするとオーバースペックな状態で、単純に高いサービスの利用となっていました。
その他に、物理サーバーも入替が必要な状態(保守切れ)だったため、クラウドサービスを利用することにしました。
クラウドサービスを利用する最大のメリットは、スペックの拡張性と柔軟性が図れることです。
企業の業務実態に合わせる運用が可能で、必要に応じて拡張することでコスト効率も良くなります。
また機器劣化自体が発生しないため次のサーバー入替の必要性が無く、機器の故障を管理する必要が無くなります。
バックアップやセキュリティ対策なども、最新状態が適用されるため、専門的な知識を必要せずに、対策がされている状態になります。
合わせてインターネット網の最低限のセキュリティ対策と、ネットワークスピードの改善を行うたために、ネットワークとプロバイダーの変更を検討しました。
調査・比較の結果、以下の分野のコスト改善が見込めました。
①オンプレサーバーからのクラウドサービス利用
②ネットワークサービスの変更
③ルーターなどの機器変更
④プロバイダーサービスの変更